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娘が畑から自分で大根を抜いたら１本50円というところがあるので行くので大根の運搬を頼まれた。本州から来て初体験の人もいて楽しそうだった。折れて売り物にならない大根を貰ってその場で切って孫に勧めるとバリバリ食べる。もっともっとと言って食べる。私の小さい頃を思い出した。漬け物の大根干しの時期になるとよく大根洗いを手伝わされた。冷たい水は手に痛みを感じるくらい強烈で手が冷たくて泣きそうになった。それでも手伝いの合間に大根を空中に放り上げて落ちてくるところを剣豪になったつもりで包丁で真っ二つに切る。勿論大切な大根だから叱られる。それをバリバリ食べるのだがおやつのように美味しかった記憶が蘇る。
やっと花鉢の移動が完了した。畑も一度耕して冬の間に雪ノ下で小動物や微生物がおいしい土にしてくれる事を期待する。小さな耕耘機も故障なく動いて気持ちがいい。イチゴの移植も終えて冬越しの支度が着々と進んでいる。日本の運命を変えるような事が経済面でも安全保障面でも国会で多数の自民党によって決められようとしている。大きな問題なのに議論も簡単に短時間で決定されようとしている。放射能の問題も含めて深刻な時代に突入し始めた。若い人たちは怒るべきなのに賛成する人が多いと聞く。決まってからでは遅いのに。内閣の支持率が高いので政府は自信満々やり放題だ。我々の責任は重い。
今年の海遊びは終了した。増毛のボートの陸揚げに行って簡単に船底を洗浄して後日冬囲いをして作業は終了だ。今年は増毛に行く機会が極端に減って海遊びの事だけ考えると寂しい限りだ。親方が「私が病気でもしたのではないかと心配していた」そうで、過去最低の出港回数だった事を考えるとそう思われても仕方がない。その日は午後５時から旭川で用があって早く帰らなければならず、のんびり話をする時間もなく挨拶のみで帰って来た。来年も乗る回数が少ないのならボートを手放すことも考えた方が良いかなあ、などと考え始めた。
今日は本格的に畑の冬支度をした。昨日雪虫が大量に舞っていたので本格的な雪が近いらしい。いつまでも孫の子守りを理由に暢気にしてはいられない。まず畑を一回りして作業の手順を確認する。急ぐのは植物たちの移動だ。これだけは雪が降ってからでは遅い。伸び放題のイチゴの移植と整理。花鉢を室内に移動させるための準備。これが一番時間がかかる。花鉢を屋外で育てると花鉢の中にたくさんの雑草がはびこる。これをピンセットで丁寧に抜く作業が必要。さらに小さい虫も土の中に入り込んでいるので簡単な消毒をして室内に入れる。昨年から花鉢を少なくしたので以前よりは簡単ではあるが、まあ時間はかかるが楽しい作業だ。この時期はしなければならない事、したい事が山ほどあって時間が足りないくらいだ。
台風27号がまた伊豆半島を通過しそうだ。特に大島の人たちは不安だろうなあと想像する。自然が相手では早めに逃げるしかない。台風の勢力が衰えるか進路が海の方ずれるかして欲しいものだ。福島から旭川に避難して来た人たちの頑張っているニュースが新聞に出る。その度に避難して来た人たちに旭川市民の暖かい気持ちが伝わっている事が嬉しく思う。そうそう天人峡温泉からお土産を貰った。地元東川米と大雪の湧水だ。ごちそうさん。
仲間から電話が来て天人峡に出かけた。もう一つ予定があったので暗くなってからの運転だった。途中真っ暗の山道で満月が煌煌と輝いていたので車から降りてヘッドライトに光る道路と満月の写真を一枚撮ったが、奇麗だなあと感激する前に、後ろから熊が出てくるなんて想像したら恐くなって慌てて車に乗り込んだ。観光ポイントの「羽衣の滝」までの散策路は崖崩れの修復がまだ終っていないので通行止めが続いている。ただでさえ減っている観光客もさらに減っている事だろうと思っていたら、ホテルの前の駐車場が満車で驚いた。土曜日の事なので満席になっていた。しかし全体的には採算がとれず来年１月末でホテルは閉鎖する事がきまったという。一時期賑やかに繁盛していた天人峡も時代の流れかついにホテルは２つ残るかどうからしい。寂しい感じがするがそういう私も天人峡へは滅多に行かないので何ともいえない。ただ従業員の気持ちを想像すると暗い気持ちになる。紅葉は終わり頃で初雪がまだ融けずに残っている箇所があった。
危機感の欠如とは恐ろしいものだ。後悔してもしきれない結果に絶句する。あれだけ危険情報が出されて警戒を呼びかけたのに対応遅れで大惨事になった。火山灰が堆積された地域でも多量の雨による大惨事は過去に日本であったのだから、大島の人たちも過去の情報を再確認して危機感を持つべきだったのではないかと思うのです。「尋常ではない多量の雨が降っている」という情報は気象庁や東京都から伝わっていたらしいのでとにかく避難をしておくべきだったと思う。想定外ではなく火山灰特有の地層においてはこのようになる可能性があると想定できる筈だったのに。過去の教訓を生かすと言う基本的な事が出来ていないのは自治体の長の責任は重いと思う。あまりにも悲惨な情景に絶句。さらに福島原発の対応もやっぱりという結果になっている。側溝に溢れた汚染水を放射能が基準値内と確かめた上で海に放出したという。不思議な事に新聞もテレビも基準値以内の汚染水とはいうけれど、その基準値がいくらなのか数値は公表していない。危機感があればどこかのメディアが「基準値を数値で報道する」筈なのだが。みんな敢えて隠している雰囲気だ。多分、緊急措置として平常よりも基準値を上げている筈だ。台風の到来がチャンスとばかりに海にどんどん流していくのだろう。今は日本では自浄能力がないので外国からの大きな避難が頼りという情けない状況が続いている。
庭のコクワが寂しそう。ゴーヤもトマトもナスも野菜はもう終わっているのにピーマンだけがまだ青々として元気だ。また雪虫が舞っていた。
台風の被害があまりにも大きくて驚いている。これだけ注意が喚起され、なおかつ、ここ数年自然の猛威を経験しているのだから避難を最優先して最低でも人命だけは守る意識が強くなってきていると思ったが今回の台風はさらに其の上をいって桁違いの猛威をふるって尊い多くの人命を奪っている。今も懸命に夜を徹して救助作業を続けている。特に大島の土石流被害が凄まじく恐ろしい。北海道も太平洋側、オホーツク側は台風の影響は大きかったが、驚いた事に雪が降った。これも台風の影響と言うが平年より20日以上も早い初雪だ。雪虫が舞っても暖かいので雪が降る雰囲気はなく、今年は雪虫も勘が鈍ったかと思ったが雪虫の予告通りに雪が降った。さすがだ。旭川では雪はすぐ融けてしまったが、帯広では20cmも雪が積もったという。真冬でも20cmは多いのに初雪でこれだけの積雪は観測史上初めての記録だ。10月の半ばで初雪に除雪車が出動なんて・・・・・。
北海道にも台風が近づいてくる。今頃になってまだ台風が来るとは。さらにこの後も台風が発生しているとか。日本列島直撃のニュースが連続して報道されている。大きな被害が予想されて避難や家を守るための対策がなされているが人命だけは100％守る対策を完璧にして欲しい。逃げるが一番。ただ新聞やテレビなど福島原発の台風による被害の予想など殆ど触れていないのが気になる。強風で汚染水対策の水管が外れて周囲にまき散らす危険性だってある筈なのに。放射能も台風の風に乗って広範囲にばらまいてしまうことは間違いないのに敢えて触れないメディアに失望を感じる。何事もなく台風が通過して行く事を願うばかりだ。
今日は札幌からの娘のお客さんが層雲峡の紅葉を見たいとやって来たのでみんなでドライブに出かけた。前回のお客さんのときは紅葉には早すぎたが、今回は快晴の天気にも恵まれて私も久しぶりの素敵な紅葉を見て気持ちがよかった。お昼に娘が何かで調べた層雲峡のレストランに行くとたくさんのお客さんが外で順番待ちをしていた。私ならや〜めたとすぐ帰るところだが娘たちは混雑が当然のように順番待ちのノートに名前を書き込んでお喋りをしている。やっと順番が来てメニューがよくわからないので娘に任せておいたらハンバーグがやってきた。その料理を見るとおしゃれな盛りつけで私の舌でも美味しいと感じる料理だった。なるほど人気があるのが当然のように思えた。お店の名前は忘れた、というか初めから覚えていなかったような気がする。
最低気温が10℃を下回るようになるとさすがに寒く感じて、まだ本格的なストーブはつけていないが朝夕は床暖房のお世話になるようになった。朝ゴミを出して家の中に入ると眼鏡が曇るようになった。秋の終わりを感じさせる。雪の日も近い事を知らせてくれる雪虫も飛び始めた。下着もランニングシャツから半袖シャツに変える時期だ。ブドウが甘くなって近所へのお裾分けも自信満々「美味しいよ〜」といって喜ばれている。冬支度はこれからだが今年は何故か冬の到来が楽しみになっている。不思議だ。何故か自分でも分からない。