ゴールデンウイークの渋滞映像を見ていると、毎年の事ながらそれでも人が移動する気力に感心する。渋滞も楽しみの一つになっているのかなあ、などと思う。そういう私も子ども達が小さいときは、渋滞とわかっていても出発したことがある。でも、私が経験した渋滞は関東の渋滞に比べると渋滞のうちに入らないくらいだから。娘の家族と親しい家族が東京からやってきた。8日間の長期にわたって旭川を起点にしてあちこち遊び回った。孫と孫の友達は寝るとき以外はじっとしていない。私の家に居るときは、庭で焼き肉パーティーと花火。動物園、当麻のアスレチック、忠別ダムのラフティング、富良野の乗馬体験など近場のあちこちに出かけた。孫の友人は車に酔うので車で遠くへは行けないが、毎日毎日遊び回って満足して帰って行った。「又来るからね」と飛行場で別れたが、彼女たちは冬も来旭する。渋滞は一度も無かった。ふ〜。
陽気に誘われて、まだ雪が残っている庭に出ていろいろ庭の整理を始めた。ついでに車を洗うなど、殆ど一日外に出ていた。とても気持ちが良い一日だった。いつの間にか庭のフクジュソウは満開。クリスマスローズもカタクリも花芽をつけていた。最近はコンピュータに張り付いて、画像ソフトの学習を続けていたので庭の観察がおろそかになっていた。孫が学校から帰ってきて「今年は何を植えるの？」と聞いてきた。そろそろ畑の準備を始める時期が来た事に気がついた。時間が過ぎるのが早すぎる。
昨年は4月2日に積雪ゼロになった旭川。今年はまだ7ｃｍの雪が残っている。降雪が少なかった筈なのに雪融けが遅い。日照量が少ないのか気温が低いのか変な気候が続いている。それでも今日は気持ちの良い天気で、つい車のタイヤを夏タイヤに替えてしまった。夏タイヤはスタッドレスに比べて走り心地は軽快だ。ドライブに行きたくなった。世界中の天文学者の総合力でついに「ブラックホール」の撮影に成功した。今まではイメージ図で説明されていたが、本物の映像というものをテレビで見て心が躍った。人間って凄い。私にとってはまだまだSFの世界だが着実に科学が進んで検証がなされている。ブラックホールの向こうはどうなっているのか想像すると、今は完全な科学空想物語だがいずれは・・・・・。雪に埋もれていた旭山のお地蔵さんがやっと現れた。本当は現れ始めたところから写真に収めたいと思って先日行ってみたがまだ雪の中だったのだが、この場所は予想以上に早く融けてしまった。がっかり。
釧路に行く途中層雲峡を通過した。あの日本一とも言われる氷瀑祭りが終わって片付けの最中だった。作る時も壊す時も大変な手間がかかっている事がわかった。阿寒湖の近くでは雄阿寒岳が見えてタイミング良く狐が現れ素敵な写真を作ることが出来た。
今まで忙しすぎたのと、孫の家族が春休みを利用してお父さんの実家に遊びに行ったので、ちょっと気分転換に釧路まで１泊のドライブに出かけた。ちょっとドライブには遠すぎるが妻と二人で行って来た。旭川から最短距離で260km。何年ぶりだろう摩周湖にも寄った。湖面は凍っていて今まで見たことが無い風景だった。阿寒湖や川湯温泉、女満別、斜里町などには時々行ったが、釧路市内にはあまり入ったことがない。学生時代に「理科教材」の単位を取得するために、厚岸の研究施設で「ウニの受精卵の実験」に行った記憶があるが、釧路は殆ど知らない。自分では理由はよくわからないが突然、釧路に行きたくなったのだ。往復686km。自分でも信じられないくらい調子が良かった。何年も前から旅行計画は1日最長250kmまでの運転としている。今回はそれを大幅に越えてしまった。短期間だから何とかなったのだろう。それにしてもよく走ったなあと思う。
忙しい時期が終わって、今は充電期間でのんびりとゆったりと時間がすぎていく。時々、何かすべきことを忘れているのではないかと日程を確認してみるが予定はない。雪も一度だけドサっと降ったがその後は降っても除雪をする必要がない程度で、本当にのんびりと過ごしている。孫が春休みに入って子守の時間が増えたが以前よりずっと楽だ。テレビを見ると言葉の悪さがさらに悪化しているようで気分が悪い。美しくて上品そうな女性も平気ですごい言葉を使う「怖い」とは言わないのだ。「こえ〜」とくる。「うめえ〜」「まじ・やばい」などずいぶん前から使われてうて、まだ続いている。不思議なことに昨年あたりから、笑うときには手を口元に持って行って笑う。食事の時も食べ物を口に持っていく時に手の平で落ちないように添えて口に入れる、など昔に戻って来ている。上品ぶった所作と言葉の汚さがアンバランスで不愉快だ。今はそう言う私の方が少数派なのか多数派なのかわからないが、気になってしょうがない。誰かがすると無批判に追従してあっという間に広がっていく。選挙もそうなのだろうと思うと悲しくなる。久しぶりに書いてるのに愚痴が出てくるのも情けない。
明日で写真展も終了。やはり震災の写真は大きな関心事。反応が大きくて見ながら涙ぐむ人も居て私も感激します。見た後も多くの人がお茶を飲みながら話をしてくれた。毎日開始から終了までギャラリーに滞在して、見に来てくれた人全員にお話を聞いた。夏かいい人とも会った。避難してきた人にも会った。開催して良かったとつくずく思った。見に来てくれた人とこれ程感想を述べあった事は無い。充実した９日間だった。朝、駐車場からギャラリーまでのコースをスナップして買い物公園の朝の風景がとても新鮮に感じた。
ついに東日本大震災のテーマで写真展の開催が実現しました。毎年通って震災の傷跡を眺めながら、地元の人の話を聞きながら写真を撮り続けてそれをまとめて発表しています。順調に復興しているところ、遅いけれど少しづつ進んでいるところ、まったく進まず震災当時のままで放置されているところなど差がありすぎて悲しいことが多いです。放射線に汚染された地域の現状を見ると、絶対に原発は止めて廃炉にするべきだと思いました。8年経っても手をつけられないのですから。今年も行くつもりですが時期はまだ決めていません。お近くの方見に来てくださいね。
長く雪が降らない。こんなに雪が降らないのは珍しい。除雪をしなくてもいいので楽で、もう3月の下旬のような気分。3月になっても例年は大雪・吹雪が２度ほどやってくる。何年か前には３月10日のコンサドーレの札幌ドーム開幕試合当日にJRも道路も吹雪で運休、交通止めで見に行くことができなかった経験がある。20日前後に大雪が降ったこともある。これからも油断できないが、これだけ好天が続くともう大雪はないのではないかと思ってしまう。今週も雪が降らない予報だ。政治の世界は呆れるほど嘘が蔓延して国家的な危機状態だが天気だけは穏やかに過ぎて行く。