仙台に着いて知人と夕食を共にする。元気な笑顔を見てホッとする。仙台の南に位置する「名取市」の復興は目覚ましく、完全な新都市誕生を感じさせる。気仙沼と名取市が行く度に目に見える変化を感じさせる。陸前高田は震災の翌年から巨大なベルトコンベアで土砂を運び広範囲のかさ上げが行われ、復興のための活気が見られたが、現在はかさ上げは完了していたが人々が戻って新しい街づくりを始めている様子が見えない。復興の拠点としての新しい駅ができていると思い旧駅の場所に行ってみたが何もなかった。地元の人に聞いてみたが、まだ線路がどこを通るのか駅の場所も決まっていないという。まだ新しい街の設計ができていないのか。利害が関係して意見を集約できない状態が続いているのだろうかなどと考えてしまった。移動の途中、山の中の民家で懐かしい車に出会った。もう動かないのに丁寧に並べられていて、持ち主の優しい心が見えた。
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