二本松市にサファリーパークがあってその横に、恵比寿サーキット場がある。そこでD1大会がある。その大会を観戦することも今回の旅行の目的である。D1とはアクセルとプレーキを両方踏んで車のタイヤを滑らせて急カーブを曲がる走法。タイヤを滑らせてハンドルを逆に切って急カーブを曲がる高等テクニックでタイヤと路面との摩擦が凄まじいので摩擦熱でタイヤが磨耗して白煙を上げて走るその豪快さがたまらない。山の中なので霧が多く小雨も降って路面が濡れてスリップしやすい。危険なコンディションだった。勝ち抜いた選手にすぐインンタビューが行われる。可愛い女性がマイクを持って選手に近づき「勝ちましたねえ。どうでしたか?」と興奮した声で聞く。そして「・・・・次も勝ちます・・・」とか何とか言って次の試合に備える。ある選手がインタビューに答えて「・・・路面がスリップして恐くて走れないわ・・・」とぼやくと女性はすかさずとびきり明るい声で「そんなこと言わないで頑張ってくださいよ・・」と言った。命に関わる状況なのに簡単に頑張れと言えるのか。その明るい声の女性はその状況を理解できているのか・・・」インタビューって難しいなあと感じた瞬間だった。
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