白馬岳の麓は一般家庭の家とは違う雰囲気で外国人の家族が庭で戯れている。どうも登山やスキー客が長期滞在して楽しむための別荘や賃貸を目的とした家、民宿などレジャー街というような雰囲気の場所だった。本州のレジャー施設は北海道とは桁外れの大規模なものだった。天気はよくて朝夕は肌寒いが日中は暖かく快適な旅の連続だ。住んでいる人はそう思わないかもしれないけれど、私は田舎が好きで。このような風景を見ながらのドライブは心が休まる。季節としては一番風景が汚い時期だが、樹々はまだ葉が出ておらず林の間は透けて見えて多分夏は見えないだろう湖もちらちら見えて、それがまた想像力を生みいいものだ。車を止めて地面に目をやると確実に草花が芽生え始めようとしている。川では釣り人が竿を出している。車を止めて河原に降りて「釣れますか」と聞くと川岸に繋いである網を指差す。20cmくらいのニジマスが入っていた。私は本州の川釣りは「アユ」だという先入観があったのでニジマスと聞いて意外に感じた。よく考えると意外でも何でもないのだが。知識の無さゆえの先入観がさみしい。事前に調べておいた桜の名所、花はまだと分っていても、もしかして咲いているかもしれないと何カ所かドライブコースに近い場所によってみるが、やはりまだまだつぼみも出来ていなかった。それでも道路沿いには観光の名所にはなっていないが、目を見張るような桜の木があって、ときどき脳を活性化してくれる。気ままなドライブは本当に楽しい。道の駅「白馬」で電気自動車の給電スタンドを見た。はじめて見た給電装置に感激する。
今日は1人で増毛に行ってきた。風が強かったが天気は上々。予報では最高気温が16℃となっていたが23℃にもなった。ボートの船底塗装は意外と早く終って、昼食は本州から増毛に来てラーメン店を開業して自活している夫婦の笑顔を見ながら塩ラーメンを食べる。ラーメンの開業をお世話した親方は仕事が無くて困っている人は増毛に来たら新しい人生が見つかるのにと常に言っている。今の環境が駄目であれば日本全国何処かに移り住む事を考えればいいのにと思う。エンジンにおでこをぶつけてタンコブが出来た。何年ぶりだろう。若い時以来だなあ。
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