30年前の娘が使っていた本格的なエレクトーン。持っていってくれたら無料でお上げしようと思ったが考えてみれば30年前の電子機器だから誰も必要としないだろう。30年昔と今の技術に差がありすぎて骨董品の部類に入る。しかも重くて大きいので運搬料が何万円もかかりそうだ。今まで娘が帰って来たときに思い出を回顧する程度に引くことがあっただけで2階の部屋に置きっぱなしにしてあった。このまま私がいなくなったら処理にお金が掛かる、というわけで遂に廃棄にすることにした。もちろん娘に許可をえてだが。廃棄と言っても業者に頼まなければ部屋から出すことが出来ない。お金が掛かるので自分で分解して小さくすることにした。ネジの1本1っぽん丁寧に分解し始めた。コンピュータの基板が多数配置してある。30年前だからすごい技術が詰め込まれていてしかもコンピュータなどというものはまだ一般の家庭には普及していない時代だから「88万円」もした価値がわかる。お金がないので長期の月賦(死語かな?)で購入した代物なのだ。巨大なコンピュータの中を覗くような感覚で興味深い。立派なスピーカーも付いている。昔なら100%音楽のスピーカーボックスに作り替えるだろうが、今はスピーカーは有り余っていて、これ以上造っても使い道がないので諦める。大きなスピーカーは車庫の奥で眠っている。誰か貰ってくれる人がいればすぐにでも引き渡したいくらいだ。
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