途中、「鬼の館」の看板が目につき時間がないと思いつつ寄ってしまった。なかなか鬼に関する情報が満載でちょっとのつもりが気がつくと1時間以上過ぎていた。
大槌町には地震発生直後から地元の避難者を長期にわたって守り続けた「稲荷神社」の宮司さんがいて、いろいろその当時の話を聞いたり泊めてもらったりお世話になったので旭川の土産を持って挨拶に行ったのだが、留守で誰もいない。郵便物も玄関のドアに差し込んだままになっていた。宮司さんは地震の津波で大きな打撃を受けたので住民が減って神社としてやっていけないと言っていたので、そのとうりになったのかと寂しい思いがした。今は節目の行事の時のみここに来て、日常は別のところに住んでいるのかと想像した。聞いていた電話番号は「現在使われていません」とくり返すだけ。出会った地元の人に聞いてみるが、彼の消息はわからずじまいだった。
コメント