野宿

山崎ハコ

1970年代私はクラシックを中心の音楽を聴いていたのだが、あるとき車のラジオから弱々しい声で語る歌手を耳にした。病気療養していて復帰したばかりのような雰囲気で無理しているのかなあと思って聴いていた、ところが歌を歌い始めると元気でテンポ良く歌うのだ。たいして興味もなく耳にしてしていたが何とも言えない魅力的な歌い方で妙に耳に残った。クラシック以外はあまり聴いたことがない私の耳みに響いた不思議な感覚はいつまでたっても消えることがなかった。それから何年か過ぎてまたラジオで彼女の歌を耳にしてその不思議な感覚はさらに強くなった。ついに彼女の音楽テープを持っていた友人に借りてたくさんの曲を聴く機会を得た。それからまた年々か過ぎて今度はNHKテレビで「フォークの達人」という番組がシリーズ化されて放映された。そのころはフォークソングが好きになっていたので録画して聴くようになっていた。何人かのフォークソンガーの一人として彼女が出てきた。そこで初めて彼女の顔を見た。時々音楽を聴いているが今日なぜか突然彼女の音楽を聴きたくなった。音楽テープや８ミリテープをデジタル化してCDやDVDに録音・録画しておいた10年以上も前のものを探したら出てきた。さっそく聴いてみると若い頃の記憶が蘇り、その頃の生活を思い浮かべながら懐かしい過去の世界に浸っていた。彼女のシンボルとも言える「気分を変えて」という歌は今でも新鮮に聞こえた。今日は不思議な日だ。

 

暴風雪

旭川も久しぶりに強風と雪が荒れ狂った。市も例年より早い除雪で大忙し。此の分だと今季の除雪費がすぐなくなって大幅な赤字になるだろう。暴風雪と言ってもこれくらいは冬だから普通に凄い、と言う程度で近距離での外出はたいしたことはない。でもさすがに車の長距離運転は命に関わるほど危険な箇所があるはずで、今日予定していた札幌行きは諦めた。いやあカジノ法案が通過したよ。この時期での通過は驚いた。来年の選挙の前に抵抗のある法案はすべて通してしまえとやりたい放題だ。賭け事は負ける人が居て成り立つもので、カジノの経済効果は何千億円とかいって必要性を強調してるがそれだけ損している人が居ても「自己責任」と無視するつもりなのだろう。日本は着々と外国並みに強者のみが幸せになる国になっていくのだろう。弱者に対する優しい心が急速になくなっている日本人の未来は・・・。創造すると悲しすぎる。何年も前から「寛容さが失われている」と警告されながら、修正されるどころかますます悪くなっていく現状は怖い。博打で栄える国が日本か？栄えるはずがないだろ。必ず破綻が来る。北海道では釧路・苫小牧・留寿都が誘致を希望しているらしい。地元の住民は賛成なのだろうか。

ゆとり世代

「ゆとり教育」が失敗と数年前から言われているが、私は非常に腹が立つ。ゆとり世代と言われる人たちを「日本の教育の失敗の遺産だと」馬鹿にするな。批判する人はゆとり教育の時代背景、なぜゆとり教育が必要とされて実践されてきたのか、本当にわかっていて批判しているのか。「ゆとり教育とはどのような教育か」を何も知らないで、ただわいわい言っている人たちが圧倒的に多い。「ゆとり教育ってどんな教育なの？」と問いかけてみればいい。はっきりと答えられる人が周りにいますか？何もわからずにただ多くの人が駄目だと言うから駄目だと思うのはあまりにも無責任です。「おまえら、ゆとり世代だものな」と平気で馬鹿にするあなた、自分を見つめたこがあるの？ゆとり世代と言われる人たちとあなたを比べてみてごらん。いかに自分がおかしいかわかりますよ。新聞の記事を見て腹が立ったのでつい・・・・。