昨年、一昨年休止していた焼尻行きを決行した。例年行われている焼尻島のサフォーク祭りが行われるのに合わせて仲間と増毛からボートで行く計画だ。やく65kmの距離だが波が穏やかな状態であれば1時間半で到着する。今年は6月も含めて波が穏やかな日が多く波浪の長期予報も0.5m程度で安定している。複数の予報を調べてみても危険なレベルではなく安心して計画できる状態と判断して決行を決めた。ただし今回は4艘が参加するのだが仲間の3艘は前日に行って島で1泊するという。当日は私の船だけで行く事になるので気候の情報はしっかりと調べた。特に留萌沖は世界3大波浪として有名な危険地帯がある。風が強かったり波が1mを超す場合は即中止にするつもりで自宅を朝5時半に出発、増毛に7時半について出港の準備をする。過去3回行っているが2回目に行った時はうねりが大きくて舵が効かなくなったり波の山から落ちるときに船底をたたかれたりして船の中の荷物が散乱して大変だったが、その時は6艘の軍団だったので何かあれば助けを求められるという安心感があった。今回は妻と二人しかいない。携帯電話はもちろんアマチュア無線、海上無線など救助を求めるための準備は整えてある。出港すると海面は凪の状態ではなく少し波がある。操船を誤るとバタンバタンと船底がたたかれる。その度に波をかぶりワイパーが必要になる。それでも危険を感じるほどではないので前進する。凪の状態であれば50キロ近い速度で走る事が出来るが30数キロで慎重に走る。2時間強で無事に焼尻に着いた。
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