ブラックアイスバーン

車のタイヤを故意にパンクさせたとして捕まった男がいた。理由を聞くと「家にいてする事が無くてむしゃくしゃしてやった」と言った。72歳。悪いヤツだが、する事が無い毎日を想像してみると深く同情してしまった。耐えられない気持ちがよくわかる。可哀想によく今まで耐えて来たものだ。昼頃から小雪が舞い始めた。夕方、街に出かけたが、路面が滑ってブレーキが余り利かない危険な状態だった。道路の表面が凍って薄い氷の膜ができる、いわゆるブラックアイスバーンだ。駐車場に止めて目的の場所に行く途中、３回目の初雪（？）をカメラに収めた。このまま降り続くと明日の朝は一面銀世界になっているだろう。実は、妻が娘の所に行っていて私は今一人暮らし。初日は夕食時間が来て食べようと思ったら何も無い。そうか自分で作らなければならなかったのだ、と気づいて自分でおかしくて、奇妙な気分で食事を作った。週間とは恐ろしいものだ。