昨日の話だが、親方の所に行って話をして来たなかで、例の苫小牧の海難事故の話が出た。親方が疲れた顔をしていたので、何かあったのか問うてみた。神妙な面持ちで「あの事故にあった人は、2年前に、うちからボートを買った人なんだ」という。とてもいい人で悲しすぎると言う。いろいろ聞いてみると新聞に出ている内容は全く違っているのだそうだ。まず、定員オーバーの件は、陸から防波堤までは往復して2回に分けて7人を運んだのであって、初めから定員オーバーでボートを運転したのではないと言うこと。帰りは天候急変で誰かを残して2回に分けて戻ることが出来ないと判断して7人乗せて帰ろうとしたらしい。エンジンが書類では50馬力になっているのに、70馬力のエンジンをつけていたと報道されたが、これも事実ではなく、海底から引き上げたエンジンは50馬力であった、と言うこと。初めの新聞やテレビの報道は彼らを違反だらけの行為のように伝えていたことになる。勿論違反行為はあったし、天候急変時の判断が妥当であったかは問題点として検証しなければならないが、もっと事実を正確に入手して報道されるべきと強く思った。残されたご遺族には、何としても今の辛い状況を乗り切って欲しいと願う。
今日も雪が降った。明日は荒れる予報が出た。
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