近所の塀の外にコスモスが咲いていた。どこからか種子が飛んで来て咲いたのだろうか。コスモスを見ると小さい頃を思い出す。毎日の食事にも事欠く時代。遊ぶ事と言えば、チャンバラ、パッチ、ビー玉、山に行っての冒険。そんな時代、家々にはコスモスやヒマワリの花が咲き乱れ、心を和まされた。コスモスは私の幼年時代とセットで記憶の中にある。だから、私の好きなコスモスは、奇麗な花壇に咲くのではなく、何万本の花畑に咲くのでもなく、さり気なく遠慮気味に人の世話を受けずに咲いて輝くのが似合っているのだ。今日は風が強い1日だった。
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