私がお世話になっている農家に田植えの様子を見に行って来た。あと2日で全部の田植えが終わると言っていた。機械を運転するのは25歳の若者。親父の跡を継ぐ、と高校卒業後に本格的に研修を始め、今では親父も殆ど任せられると言う腕前になった。機械は芸術的とも言うべき精密さで苗を植えて行く。思わず見とれて、小雨が降っている事も気にならず、気がつけば1時間も田んぼに居た。彼は、機械に苗を積み込む間、私に機械の仕組みを説明し、積み終わると運転。また苗を積み込む間、私の質問に答え、また運転、のくり返し。仕事の邪魔になるのに嫌な顔もせず、付き合ってくれた。高齢になって田んぼ作りが出来なくなった人から田んぼを借りて稲を植えているので、20数反受け持っていると言う。私は幸せにも彼の作ったお米を食している。今年もよろしく。帰りに彼のお母さんから、ハウスで育てたもぎ立てのキューリを頂いて来た。これまた幸せ。帰ってから自分の庭の草取りをした。30分のつもりが1時間半。妻が慌てて、もう囲碁が始まっているよ、と知らせに来た。そう言えば、30分後に、囲碁本因坊戦のテレビの中継を見るつもりだったのだが、草取りに夢中になって、時間の経つのを忘れていたのだ。またやってしまった。お陰で10分しか見る事が出来なかった。
コメント