いま、仙台です。原発事故による帰還困難地域とはどのような状態なのかどうしても自分の目で感じたくて突然行くことにしました。一人でも希望に応じて案内してくれる原発ツアーの存在を知ったのです。団体ツアーであれば日程が決まっていて、個人の自由のはならないので参加していなかったのですが、写真を思う存分撮影できるし現状を説明してくれる。即決定でした。今回は妻は連れて行かず一人で行くので、できるだけ短い日程にしたいとJRで千歳にいって飛行機で仙台まで。レンタカーを借りるという計画です。カメラと線量計は必需品。一般の人が入れない許可制の地域にも行きます。相馬市・南相馬市・浪江町。小高町等が主なコース。私の希望で「希望の牧場」に連れてていってもらいました。希望の牧場と言うのは、浪江町の牧場で浪江町は風で放射線が流れていって汚染された地域で家畜はすべて殺傷処分にするように指示された地域です。牧場主の吉澤さんは殺傷するには忍びないとその指示を拒否して餌を与え続けているのです。餌は全国からのカンパや餌を無料で分けてくれる人たちの協力で続けています。放射線量が高い場所なので餌を与えて最小限の作業をするとお世話をしている人たちはすぐ牧場から離れます。牛たちは餌を与えられて彼らだけで生き抜いていく。私はどうしてもどのような環境なのか吉澤さんたちはどのような考えでどんな人たちなのか直接感じたい衝動に駆られた。妻を連れて行く場所でない。一人で行く場所だと決めた。結果については完全な事故責任。放射線の影響には時間がかかるはず。私はもう高齢の仲間だ。影響を受ける頃には寿命だろう。案内の人も行っている場所だから心配ない、と妻に言って了解を得る。娘は私が言ったら聞かないことを知っているから強く反対しないだろう。よ~し決めた。と言う訳で。
コメント