雪が順調に融けていく。太陽が出ないと寒く感じるが昨年よりは間違いなく残雪が少ない。自然体験的保育園の先生方は若くて好青年。こどもたちと全身で接する姿は頼もしい。思わず、疲れるでしょう、大変ですねえ、と声を掛けた。たくさんエネルギーを補給しないと持ちませんね、焼き肉でも食べますか?とつい口に出た。彼はキラッと目を輝かせて「ほんとですか」ときた。そんな訳で焼き肉を腹一杯食べさせることになった。昨夜、焼き肉パーティーが始まった。腹一杯無制限に食べていいよ、というと「後悔しますよ」ときた。若者3人とうちの家族大人7人と孫ひとり。若者たちは子どものように屈託が無い。遠慮されるよりむしろ気持ちがいい。妻は足りるだろうかと財布の中身を気にする。若者たちの食欲の程度を私たちは知らない。話に花が咲いて楽しい時間が過ぎていく。ご苦労様。お勘定。妻は首を傾げる。本当に皆さんはたくさん食べたのだろうか、想像していたより格段に安かったのだ。「ええ、これでいいの?」だとさ。
庭の雪の陰からフクジュソウがつぼみを出した。春だ春だ。