国権の最高機関である筈の国会が内閣の傀儡になっている。国会議員は議員としての自覚がない。権力を持ったごく少数の人間が考える事にただひたすら賛同の挙手をするだけ。それにしても自民党の議員は何を考えているのだろう。党内でも過去に必ず反対派の声が聞こえて来たものだが、今回はまったく聞こえない。巨大な与党全員が特定秘密保護法や原発推進など同じ方向に向かっているとは思えない。何か議論が始まるとどちらに決まるとしても必ず疑義を唱える議員がいたものだが鳴りを潜めて黙秘を貫いている。これは決して健全な環境ではない。まさに津波のように一気に国会も無視して決定されていく。嫌な事は考えない、恐ろしい事は考えない思考停止状態が蔓延している。その事はどのような社会になっていくかは歴史を見ればよくわかるのだが。
旭川は予報通りに今季初のマイナス10℃を下回ったが、穏やかな天気で平穏そのもの。そろそろ年賀状の構想にとりかかる時期だ。楽しい事も恐ろしい事も多い年で念頭の挨拶はどっちにしようか。