留寿都に行って来た。遊びではなくて運転手。東北や関東から保養に来ている子どもたちが中心の家族の生活の様子を視察(?)目的でマイカーの出番になった。約250kmの行程でさすがに遠く感じた。自由に外で遊ぶ事が出来ない環境から、この地で川遊びや野菜の収穫など本当にのびのびと嬉々として動き回る子どもたち。親の悲しそうな呟き「戻りたくない」を聞くと胸が詰まる。福島では汚染水漏れが連日報道されているが不思議に淡々としていて危機感が全く感じられない。怒る事を忘れ、ただひたすら沈黙を続ける人たち、危機的状況を語ると神経質と言われる。本当に誰かさん達の策略どうりに「人々が気付かない間にいつの間にかとんでもない世界になっていく」という素地が整っている。日本以外の外圧が頼りとは情けない。福島の除染作業を行っている場所で線量を測定しようと車から降りて機器のスイッチを押すと地面に置く前に警報が鳴った。空気中の線量がすでに高い事を示している。空気からどのようにして放射線を除去するのだろうか。それは現状では無理な事。地面を除染しても意味がない事を証明しているようなものだ。自分の目で確かめて初めて報道だけではわからない事実が分かって来た。福島の人たちは諦めているのだろうか。聞いてみたい。留寿都で運転手の機会が少なかったので室蘭までドライブして来た。地球岬を見て白鳥大橋を渡って来た。荒々しく美しい景色だった。今回の走行距離650km。
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