「原発事故子ども・被災者支援法」市民会議代表世話人をしている「中手聖一」氏の後援会に行って来た。その中で特に福島の人たちの現状を聞いたとき大きく心を動かされた。あまりにも厳しすぎる。実際に被害に遭っている人の言葉は心の奥に響く。放射能は健康被害は無いというキャンペーンが毎日のように行われて、福島の人たちは放射能に対する危機感が薄れて来ているそうだ。それでもアンケートをとると、福島を離れたい人が50%を超えていると言う。放射能の事はあえて話題にしないが一人一人は出来れば逃げたいと思っている人が多い。他の地域に保養に行くのに周りから神経質だと言われるので隠れて行く人もいるという。福島県民の人たちはお互いに疑心暗鬼になっているようだとも言っていた。タイミングよくNHKで原発事故の初期被害について放映された。驚いた事に関東地区で異常に多量の放射線被ばくがあったという。大きな地球規模の気流で考えると、いわゆる偏西風の影響を受けるのでふくしまから東の方へ流れると考えるのが普通だが局部的には季節風などの影響で西の方にも気流が流れている。当然その時の気圧によっては放射能は関東方面にも飛散するのだ。膨大な人口密集地帯で放射能汚染など考えたくもない気持ちがはたらいて「まさか」と事実を受け付けないのではないか。事故発生当時日本にいた外国人が事故原発80km圏内から避難するよう本国から指示があって逃げたが、日本では外国人は過剰反応していると言っていた。しかしその後の汚染地図を見るとあの時日本人も80km圏内から逃げるべきだったということがわかっている。新聞報道やテレビの少ない情報からでも推測できる。原発の危機は現在進行形だということを再確認したい。
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