北海道新聞に「セシウム光って発見」という見出しが目についた。アルコールに溶かして土壌などに吹きかけて紫外線を当てると放射性セシウムがある場所が緑色に光って見える薬品を開発した、というのだ。つくば市の物質・材料研究機構のチームが発表したという。いやあ驚いた。放射線が目に見えればどんなに良いだろうと思っていた。ガソリンは危険なので色を付けてある。ガスも目に見えないのでこちらは臭いをつけてある。危険なものはすぐ危険とわかって対処できるように工夫されている。放射線も目に見えたり臭いで察知できると自分でも危険から退避する事が出来る。でも放射線のような極小微粒子などに色や臭いをつける事は不可能でガイガーカウンターで調べているのが現状だ。さらに性能の良い検査機の開発はまだまだ先の事だと思っていた。人間の知恵はこんなにも素晴らしいものなのかと感嘆した。来年には実用化されるだろう。セシウムの蓄積場所を特定するのに目で見てわかるのだからこんな素晴らしいものはない。この薬品と紫外線照射装置があればどこでも調べる事ができる。素晴らしい事だ。
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