8月も終わり近くなってこの夏の最高気温になった。掃除機が古すぎて吸引力も落ちて出てくる排ガスがいかにも衛生上よくないと思われる誇りの臭いがしている。年寄り2人ならどうでも良いと気にしていなかったが、孫が吸う事を考えると、この機会に新しい掃除機を買う事にしようと電気屋さんに出かけた。種類が多くて迷ったあげく、出てくる空気がきれいな機械を最優先した結果、8万円を超す高価な掃除機が気に入った。高いなあと思いながらさらに見ると定価の札に48800円と書いてある値段に斜線がしてあってさらに値引きと書いてある。店員に値段を聞いてみると40800円と聞こえた。ハンディタイプにしては高いが特売品かと注文した。レジで精算すると47800円という。何だ1000円の値引きだったのかとわかり「値段を聞き間違えました。買うのを止めます、済みません」と言った。運んで来た青年が露骨に嫌な顔をして舌打ちをした。レジの女性は鼻で笑った。一度買うと言って止めたという事がそんなに気分を害するほど悪い事なのかと不愉快になったが、発端は自分なのだから我慢した。それほど値引きが無いのなら最初に気に入った本格的な掃除機にしようと思ってキャンセルしたのだが、一秒でも速くこの場を逃げ出したくなって「済みません」とさらに3回謝って店を出た。
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