先日の鈴鹿からの帰りのフェリーの中「コンサート」という映画が上映されると放送があったので音楽の映画ってどのようなものか暇つぶしに観てみた。何と出だしからチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲」が流れて指揮者の手が映し出される。もと天才指揮者が30年ぶりに夢を叶えようとする執念の物語、今は落ちぶれた指揮者とオーケストラがまさかの復活劇。しかも演奏する曲目が私の一番好きな「チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。時々車の中で家の中で今でも聴いている曲だ。その曲を巡る運命の出会い。楽しく感動的に構成されている。最後の10分は目頭が熱くなる感動の連続で巧く創ったものだと感心した。帰って来てからももう一度観たいと言う気持ちを抑える事が出来ず、ついに通信販売で取り寄せて、家の中でじっくり鑑賞した。なんだか私のために作ってくれた映画のような気がした。一般には3大ヴァイオリン協奏曲と言うと「ベートーベン」「ブルッフ」「メンデルスゾーン」の作品だが私は若い頃からチャイコフスキーのヴァイオリンに魅せられて4大ヴァイオリンと勝手に言っている。その曲がテーマの映画があるなんて知らなかったので、偶然の出会いにフェリーの映画当番の方に感謝している。ああ面白かった。
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