新聞に「現代風寺子屋が広がる」という見出しがあった。住民が先生になって地元の子どもに学びの場を提供する動きが道内各地で広がっている、と言うのだ。受講料は資料代500円や無料だというから営利を目的としたものではないらしい。公的な規格品のような教育ではなくてそれぞれ自由な目的を持っている。地域の教育力が失われている現状ではとても良い事のように思う。政治が無策であれば地域で何とかしなければならないと一人一人が考え始めたのかも知れない。教育だけでなくその他にも身近な問題についていろいろな動きがある。「向こう三軒両隣り」昔の助け合いの精神が再生されつつあるような話題が続いている。日本の未来は明るいぞ。寺小屋の問題でどこかの大学の専門家(?)がその動きを評価しつつ、「今後は学校との連携をいかに取っていくかが問題になる」と論評していた。ここでがっくり来た。どうして学校との連携が必要なのだろう。学校との連携を考えた時点でその寺子屋の存在意義は消滅するだろう。学校の下部組織になるのがおちだ。専門家らしくない。いいや最も専門家らしいというべきか。
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