雲が殆どない快晴。昼の一番暑い時に用があって知人の農家を訪ねた。30℃を超す気温だが風が吹くと気持ちよい。余りの暑さに少し早く昼の休息に入ったと言って家族全員が家にいた。用を済ませて息子が、雨紛地区全部が見渡せる場所がある、と軽自動車で山奥の高台に案内してくれた。気がつけば私はセッタを履いた軽装だった。車を降りてセッタを履いたまま道無き道を上った。途中、私が小さい頃の山で見た野いちごが赤くなっていた。とても懐かしくてそっと口に入れてみた。高台から見る眺めは緑の田んぼが広がり、小さな家々がぽつんぽつんと散在してとても長閑に見えた。彼は、中学生の時に私と雨紛川の源流を求めて探検した時のことを覚えていて、懐かしく思い出を語ってくれた。
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