旭川市出身の山下さんが囲碁のタイトル「天元」を奪取した。2勝2敗で迎えた最終局で見事に勝ちきってタイトルを手にした。同郷のよしみで小さい頃から応援している。同じく旭川出身の小林プロも応援している。囲碁は、とても面白い。私は、中学校の時に父から教わったのだが、父は教えておきながら学校の勉強しろと、囲碁についてはあまり打ってくれなかった。社会人になってから囲碁が好きな職場の仲間とクラブを作って楽しんだものだ。旭川に転勤してからは、月に1回、旭川の碁会所で開催していた大会に参加して副賞として、靴下や日用品を貰って喜んでいた。その碁会所では、年に1回、正月に段位獲得戦があり、そこで、初段獲得戦で優勝して、日本棋院から「初段」の免状を貰い、2年後には、2段獲得戦でまた優勝して「2段」の免状を貰ったのである。ときどきインターネットで全国の仲間と打っているが、年齢を重ねても興味は続いている。山下さんのタイトル戦を見ていて、ふっと昔の事を思い出した。あの碁会所のおばさんは、健在だろうか。今日は久しぶりの快晴。空は青く、製紙工場の煙突から出る煙が真っすぐ立ち上っていた。今晩も冷えるらしい。
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