食材を買いにスーパーに行った。寒くなって来ると鍋物の季節だと言う看板が目立つ。何故か若い頃に食べたカジカ汁の記憶が蘇る。タラの三平汁も美味しかったが、カジカ汁が一番美味しかった記憶がある。丁度カジカが売っていたので買ってきた。一人分には多すぎるので材料を半分にして作ってみた。あの頃のおふくろの味にはほど遠いが、よく味わって食べた。余った材料は、また明日、同じメニューで食べなければならない。一人分と言うのは難しい量だな、と再確認する。甲府では、私1人で大丈夫なのかと妻以外は心配しているらしい。それはそうだろうな。毎日何を食べているのか想像できないだろうから。何となく1人では外食する気になれない。スーパーには出来上がっている弁当やお数が豊富にあるので自分で作らなくても食べるものはいくらでも手に入る便利な世の中だから、面倒になったらそれで急場はしのげる。あくまでも急場の一時しのぎであって、年中毎日買って食べるのは気が引ける。料理を楽しむほど好きではないが、やはり家庭で自分で作って食べた方が生活をしているという実感が湧く。そろそろ私も甲府に行って孫に会って来る時期になって来た。飯作りも終わりに近づいて来た。今日の一句「一人鍋 妻の真似して モヤシの根を取る」おっ、これはいい句が閃いた。いいねえ。自画自賛の一句。